イメージはいつでも 雨のち晴れ
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ナラタージュ



島本理生 『ナラタージュ』

壊れるまでに張り詰めた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない二十歳の恋。
大学2年の春、片思いし続けていた高校の葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめくと同時に、卒業前に打ち明けられた先生の過去の秘密を思い出し…。

前から読んでみたかった作品。
泣いた。号泣というより、読んでてじわじわ涙が溢れてくる感じ。
このどうしようもない苦しさ。
自分が前付き合っていた人を思い出して、すっかり感情移入してしまった。
抑えなきゃいけない、諦めなきゃいけない、そう頭では理解していても、実際感情って理屈で動かせるもんじゃないから。
確かに葉山先生はズルいと思う。
中途半端に優しくしないでよ、と思う。
でも、そうは思ってもやっぱり嫌いになれない気持ち、分かるなぁ。
先生もそれなりに苦しんでるし、泉と付き合う小野君も言動が切ないし。あー。
些細な描写まで臨場感あって読みやすかったです。

これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。
あの薄暗かった雨の廊下に。

この本はきっとまた読み返す。 

小説 comments(2) -
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Comment








これ、私もすごく好き。
なんか言葉がいちいちぐっとくるよね。
同じ作家で「生まれる森」読んだかな?
もしまだだったらあちらもお勧め。
from. あすか | 2011/02/11 08:25 |
あすかsan→
恋愛小説はモノによって好き嫌いがはっきり分かれるんですが、これはすごく好みな文体でした◎
島本さんの作品は他に全然読んでません(><)
『生まれる森』チェックしてみます♪♪
from. MAY | 2011/02/13 18:52 |
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