『グラン・トリノ』
俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。
急速に様変わりしていく世間を嘆き、孤独に生きる人種差別主義者の偏屈老人ウォルトが、ひょんなことから隣人のアジア系移民家族と交流を深めていくさまを綴った、
Clint Eastwood監督・主演作品。
世間での評判がすごく良いから期待してたんだけど、私的にはそれほどでもなかったです。
終盤あたりから、こんな結末になるだろうと見えていたし、一つ一つの展開もベタな気が。
そして主演のEastwoodが美味しいトコ取りで、俺、俺、とグイグイ自分主張してるように感じられて、なんだかなぁ。
確かに彼の作品なんだけれども。
ストーリ内容自体は良かったなぁと思うので、ウォルト役さえもうちょっと控え目であれば、もしくはもっとマイナーな俳優さんであれば、私にとって印象がもっと良かったんじゃないかな。
うーん…あんまり入り込めなかったや。