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三面記事小説



角田光代 『三面記事小説』

「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました。」
誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。
事件記事に触発されて生み出された短編6話。

何年か前に雑誌で紹介されていて気になった1冊、やっと入手読了。
期待通りに面白かった。

実際に新聞の三面記事となった事件をベースに、その舞台裏・詳細はこんな感じじゃないか…と角田さんが考えて書いたフィクション。
話の種が実話だけあって、全体的にリアルで入り込みやすい。

ワイドショーのネタに最適だろうなぁ…と思うような話が続く中、最後の『光の川』はタイプが違って印象的。
母を一人で介護する息子の話。色々と考えさせられた。
本当に親思いで優しくて、だからこそラストは誰も責めることができず、ただただこんな世界が悲しくなって。

世の中、いつ自分が加害者になり被害者になるか分からない。
どの話も自分の身に起きる可能性は十分あると思うなぁ。
もっと色んな雰囲気の三面記事を集めて、是非第2弾3弾とシリーズ化して欲しいところ。 

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